鼻中隔湾曲症・副鼻腔炎(嗅裂炎)の手術は痛い?手術後の経過も正直に語ります【松脇クリニック品川】

鼻中隔湾曲症・副鼻腔炎の
手術・手術後の様子がしりたい!
この記事はそんな人に向けて書いています。
私は2022年5月に、鼻中隔湾曲症・副鼻腔炎の手術をしてきました。
ただ、「手術当日の様子手術後どんな感じか」といった情報がネット上にあまりないので、これから手術をする方のため情報を残しておこうと思い、この記事を書いています。
私が手術をしたクリニック
私が鼻中隔湾曲症・副鼻腔炎の手術をしたクリニックは、「松脇クリニック品川」です。
✅松脇クリニック品川の特徴
①東京慈恵会医科大学病院出身の先生が手術をしてくれる(慈恵会医科大学病院の耳鼻咽喉科は国内トップレベルらしい)
②短期滞在の入院で手術が可能(当日退院または一泊二日入院)
松脇クリニック品川に行ったきっかけ
もともとは、アレジオ銀座クリニックというところに、鼻閉(鼻づまり)の症状がきつくて、通っていました。
アレジオ銀座クリニックの先生は、私に「好酸球性の副鼻腔炎だね」と診断しました。
好酸球姓副鼻腔炎って、難病指定されているやつやん\(^o^)/
と思ったのですが、CTスキャンの写真見てみても「鼻茸なくね…?」と疑問をもったんです。
しかも、治療するには
粘膜注射療法という銀座アレジオクリニックのみがやっている独自の保険適用外の治療をやるしかない
と。。怪しい!!!!
と感じたので、セカンドオピニオンを求めようと思って、好酸球性副鼻腔炎の治療などで権威のある、松脇クリニック品川にいきました。
そしたら、松脇先生は、
・好酸球性副鼻腔炎ではない。
・私の鼻閉の症状は、以下の3つにより起こっている
✅鼻中隔湾曲症
✅嗅裂あたりの粘膜が癒着していて、嗅覚の道がふさがっていること
✅アレルギー性鼻炎
※なお、粘膜注射療法は、一般的に医学的に認められたものではないので、効果が保証されていないので、おすすめできない
※ただ、鼻の構造的な問題で、薬では根本的解決にならないので、手術はしないといけない
とのこと。
あぶねー・・。騙されるところだったわ。
その場で松脇先生の診断と説明に納得した私は、
と、その場で手術を即決したのでした。
ただ、人気のクリニックだからか、手術は2~3か月待ちで、その間は鼻閉に耐えないといけないのがつらかったです。
松脇クリニック品川では、
- 日帰り手術
- 一泊入院手術
のどちらかを選べます。
私のときは、一泊入院にすると少しだけ早く手術ができそうとのことで、そっちを選びました。
手術日が決まったら、いろいろ検査するため2回くらい通院が必要でした。
手術当日
余裕をぶっこいている私
さぁとうとう手術当日。
この日の心境ととしては、
やっと鼻閉から解放される!
手術は全身麻酔だし痛くないでしょ。手術楽しみ!!
という、比較的前向きな思いでした。
一泊入院に必要な持ち物をもって、いざ、松脇クリニック品川へ。
病室にいき、手術着に着替えたあと、麻酔科の先生による説明がありました。
手術のことだけではなく、なんでも聞いてね!
とのことだったので、
毛利小五郎はあんなに麻酔を打ち込まれて大丈夫なんですか?
と聞いてみたところ、「さすがに一日あたりの回数がやばいけど、体に残らない麻酔であれば比較的安全ですよ」とのこと。トリビア、ゲットだぜ。
この質問からも、私がいかに手術に対して余裕をぶっこいていたかがわかるでしょう。
いざ、手術室へ。
いろいろ準備が終わると、手術室へ入り、手術台へ。
酸素マスクみたいな器具を口につけられ、麻酔科の先生が「毛利小五郎の気分、味わえますよ〜」と話しかけてくれました。
え! 本当嬉しいぃで・・すぅ・・・zzz・・・
ーーーー
ーー
ー
目が覚めたら・・・
まじで、一瞬で麻酔で眠って、いつのまにか手術終わってたよ! 2時間くらい手術してたらしいけど、全然記憶もないし、もちろん痛みを感じたこともない。現代医学やばすぎィ。
と、思いました。
地獄の始まり
ここから、地獄が始まります。まず、目が覚めたら、とにかくるしい!!!!
✅ 鼻はガーゼで一部の隙間もなく埋まっているので、うまく呼吸できなくて死にそう
✅ 麻酔のせいで、えげつないほど気持ち悪い
✅ のどがあれていて、口呼吸しかできないのに、口呼吸するとのどに焼けるような痛みが走る
✅ なぜか寒すぎて体がガタガタ震える
✅ 手術熱がでて体がしんどい
一言でいうなら「 拷 問 」。
「神様、私を殺してください」と祈ってしまうレベルには、精神的にも肉体的にもつらかったです。
晩御飯は、お弁当がでましたが、食欲ないわと思ったのですが、早く回復してほしいと思い、頑張って完食しました。

手術当日の夜「神様、私を殺してください」
手術当日の夜は、麻酔がきれてきて鼻の痛みがマックスハート。
鼻は、ガーゼで埋まっているので、完全口呼吸だが、のどがいたいので呼吸するたびに苦しい。
限界突破したので、痛みをやわらげる飲み薬をもらいました。
ただ、それでも、痛みが引かない&眠れないので、ナースコールをならし、
・より強力な点滴式の鎮痛剤
・睡眠薬
をもらって、ようやく浅く眠れる感じでした。
体も心も疲れ切っているのに、爆睡ができない・・。
「神様、私を殺してください」とひたすら祈りを捧げていました。
手術翌日|消耗しきったなか退院へ
そんなこんなで朝がきました。明けない夜はないみたいです。
看護師さんが、様子を見にきてくれ、朝食をもってきてくれました。

朝食の後は、
- 先生による術後の処置を受ける
- 家で飲む薬をもらう
- 退院の準備ができたら退院
という流れで進みました。
退院は一人でOKなのですが、私は知り合いに車で送迎を頼んでいました。
ぶっちゃけ、送迎を頼んでいてがちでよかった。
私の場合、電車に乗るのはもちろん、歩くのもマジで無理なレベルには、消耗しきっていました。
一泊入院の手術を予定されている方は、
- 送迎を誰かに頼むこと
- (無理なら)タクシーを呼ぶこと
をおすすめします。
一人で帰宅するのは、ほぼ間違いなく無理です。
手術後1〜3日目の経過|地獄はまだ終わらない…
退院した日の夜。地獄はまだ終わりませんでした。
この時点で体にある主な症状は、以下のとおり。
✅呼吸ができなくて苦しい
どれくらい苦しいかというと、炭治郎が日の呼吸を使った直後ぐらいの苦しみ
✅鼻が痛い
鼻がじんじんズキズキ痛くて、気が狂いそう
✅喉が痛い
麻酔の後遺症で喉が焼けるように痛い。
✅鼻の違和感がやばい
鼻中隔湾曲症手術で鼻にシリコンプレートが2枚入るのですが、これの違和感がやばくてつらい
✅手術熱がやばい
手術後、熱が収まらない
苦しみの中、私はまたもや神に「早く私を殺してください」と祈りをささげつづけ、願いをかなえてくれない神に怒りを感じ、「壁に頭を打ち付けて死ぬしかない!!!!」と自殺したい思いしかありませんでした。
正直に言うと、手術したことを後悔していました。こんなに苦しいならやらなければよかった、と。

手術4日目|1回目の通院
退院してから3日後くらいに、一度松脇クリニック品川に通院します。
このときは、
- 鼻の洗浄
- 鼻の綿を少しとる
ということをしました。
鼻の綿を少しとったからか、100%鼻が詰まっていた状態から、90%くらいの鼻づまりになりました。
でも、
- 呼吸の苦しみからは解放されない
- 熱は下がらない
- のどもまだ痛い
という感じで、通院1回目のあとも、地獄が続きました。
手術7日目|2回目の通院
退院してから7~10日後くらいにも、二度目の通院イベントがあります。
- 鼻の洗浄
- シリコンプレートの摘出!
- 鼻の綿を完全★除去★
2回目は、1回目よりも大掛かりな?鼻の洗浄が行われたのですが、痛くて終始泣いていました。看護師さんが腕を優しくさすってくれて、心が少しだけ楽になったのを覚えています。
この時点での症状は以下のとおり。
- 鼻が90%ふさがっていた➡70%位に改善
- 熱は微熱レベルへ
- 喉が痛いのは、まだある
少しだけ、回復してきた感はありますが、まだつらい。しかし、峠は超えたなという感じで、少しだけ希望がみえてきました!!!
手術後8〜13日目|ついに! 鼻が!! 開★通★
鼻がついに開★通★してきました!!
- 鼻が70%くらいふさがっていた➡40%位に改善
- 熱・のどの痛みともに消える
ここまでくると、かなり回復し楽になってきました。
仕事もできるようになり、日常生活を送れるようになりました。
神様に「自分を殺してください」と祈ることはなくなりました。
手術後14日目|3回目の通院
3回目の通院を迎える前日くらいには、体調はほぼ回復し、鼻の閉塞度も40%➡20%くらいになりました。
3回目の検診では、
- 鼻の洗浄(2回目より軽めのやつ)
- 鼻の検診
を行ったところ、手術後、傷がまた鼻を塞ぐように癒着し始めていたので、それを剝がす措置をしたため、また痛くて泣くことに。
ただ、この時点では、鼻呼吸で生活できるようになっており、もう元気100倍アンパンマン!のレベルといっていいほど回復していました。
鼻呼吸が手術前よりもしやすくなり、
クオリティオブライフが爆上げで感無量
(´;ω;`)ウゥゥ
一時は手術したことを後悔しましたが、いま振り返るとやってよかった!!!と心の底から思えています。
終わりに:手術に迷っている人へ
鼻中隔湾曲症手術・副鼻腔炎の手術を迷っている方へーー。
この手術は、当日日帰りでできるクリニックもあることから、「そんなに大した手術ではないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかしこれらの手術は、れっきとした医療行為であり、鼻の中にメスを入れる行為です。
手術を経験したことない人(=私)にとって、手術後の痛みや呼吸の苦しみ・のどの痛み・発熱に耐えるのは、決して楽なものではありませんでした。
でも私は、いま振り返ると「手術してクオリティオブライフがあがった」と思えていますし、「手術をしてよかった」と思っています。
鼻中隔湾曲症などは、死に至る病ではないので、必ずしも手術をする必要ありません。それでも、
「呼吸が苦しくて日常生活がなんとなくだるい・・」といった悩みを解決したいと心の底から、思える人はこの手術を受けて後悔しないと思います。
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