【アフリカ界最強?】実は凶暴な”カバ”の知られざる特徴(画像あり)

みなさん「カバ」 というと何を思い出しますか?
おそらく80%のひとが彼↓を思い出すのではないでしょうか。
そう。カバオくんです。食いしん坊で、アンパンマンの顔をよく食べるキャラクターですね。
カバオくんは、いうまでもなくカバをモチーフにしたキャラクターです。
実は、先日アニマルプラネットで、カバ特集の番組がやっていたのですが、そこには、”人間を襲う”カバの姿が。
カバというと、一般的には「おとなしい温和な生き物というイメージ」ですよね。
しかし実は、カバは”アフリカで最も危険な生物”であり、アフリカ人がもっとも恐れる生き物は、ライオンでもワニでもなく、「カバ」なんです。
その事実を知ってからというもの、会社のお昼休みにカバについて調べてまくりましたので、まとめますw
カバの基本情報
①生息地:アフリカ
(Wikipediaより)
アフリカの南側です。
かつては、エジプトなどの北部にもいましたが、昨今生息地・個体数ともに減少しています。
②体格
体長は、3.5~4メートほどで、体重は、オス1600 – 3200キログラム・メス1400キログラム。
陸上生物としては、ゾウの次に重いそうです。
見るからに デブ重そうだもんね。。。
(東武動物公園HPより)
③豚のような見た目だが、DNA的にはクジラの仲間
全体的に丸いこと・脚が短いことなど、見た目がブタとそっくりのため、昔は豚の仲間だとされていたそうです。
しかし、実際にDNAを調べてみると、豚ではなく、クジラに近いことが判明しました。同じ祖先を持つそうです。
そういわれると似ていないこともないかな??
肌の質感とか。。。
カバとクジラの間には、
・無毛であること
・水中で子育てをすること
・皮脂腺がないこと
などの共通点があります。
同じ祖先とは意外ですね。
④草食動物
草、木の根、木の葉などを食べる、「草食動物」です。
昼は、ライオンなどの天敵から身を守るために水中で生活をしています。
天敵の少ない夜になると、陸に上がって食事をします。
1日の食事の総量は約40kgです。(ゾウは1日で200kgくらい)
体格を考えると、思ったより少ないという印象を受けますが、カバは1日の大半を水中で動かずに生活しているため、消費エネルギーが少なくて済むのです。
カバの特徴・魅力
①草食動物とは思えない”アゴ”
↓この写真といい、骨格といい、カバは、とても草食動物とは思えないアゴをしています 。
一説によると、カバの発達したアゴは、威嚇やケンカにのために発達したといわれています。
決して、「動物を捕食する」ためではないのですが、そのアゴの強さと言ったら、尋常ではありません。
人間・ライオン・ワニ。。。自分の縄張りを脅かすものは、容赦なくそのアゴでかみ砕きます。
②ボルトもを超えるスピード
見た目だけだと、いかにも鈍足のように思えますが、実はカバはとても足が速いです。
短い距離なら時速40km程で走ることが出来ます。
時速40kmってどのくらいの速さかというと、人類最速のウサイン・ボルトも勝てない速度です。(ボルトは時速37km)
つまり、人間はカバにはかないません。
③ライオンだろうがワニだろうが殺す…「縄張り意識の強さ」
時には、縄張りを守るために、オス同士で犬歯で噛みつくなど激しく争って命を落とすこともあるそうです。↓
そう。
カバは、一般的にはおとなしい生き物だというイメージがありますが、実際はとてつもなく気性が荒く、縄張り意識が強いのです。
・糞をまき散らす
・後肢で蹴りあげる
・唸り声をあげる
などで威嚇し、とにかく縄張りを守ります。縄張りを侵そうものなら、果敢に攻撃してきます。
それは時には、人間にまで及ぶことがあります。
アフリカでは、年間3000人がカバによって殺されているそうで、
最も人間を殺している動物は、ライオンでもワニでもなく「カバ」なんだとか。
アニマルプラネットのカバ特集でも、カバによって家族を殺された人、足をかみちぎられた人など、
カバの被害者がたくさん登場していました。
カバの餌食になるのは、人間だけではありません。
インパラも↓
シマウマも↓
カバの縄張りを荒らしたものは、皆カバの攻撃対象となります。
こんな強いカバも実は絶滅危惧種
近年は生息地の開発や破壊などによってカバの数は減少しており、現在は絶滅危惧種に指定されています。
また、カバは 「共食い」や「子殺し」 を行うため、自分たち自身でも個体数を減らしあっています。
「子殺し」とは、縄張りのボスが変わった際に、先代のボスのこどもを殺すという習性のことです。
ライオンなども、「子殺し」を行います。
いつも子殺しをする動物を見て思うのですが、なんでこんなバカなことをするんだろう?
そりゃ絶滅するよって感じですよね。
アフリカの一部では、カバは黒魔術の使いとして信じられている
アニマルプラネットでみて衝撃だったのですが、アフリカ人の多くは、カバが人間を襲うのは黒魔術のせいだと考えているようです。
人間が黒魔術を用いてカバを操り、殺したい人間を襲わせているというのです。
このAIだなんだというご時世に、そのようなことを信じていることにも衝撃でした。
インタビュアーのアメリカ人も、「本当にカバのことを黒魔術の使いだと信じていますか?」と質問をしていました。
現地の人は馬鹿にされると思ったのか、お茶を濁していましたが…。
とはいえ、カバが人間を襲うのは従来では見られなかった現象のようで。近年増加しているようです。
私の推測では、カバと人間の生息地が近くなったからだと思いますが…。
ムーミンはカバではない
みんな大好きムーミン。↓
(公式サイトより)
ムーミンはカバかカバじゃないか論争というものがありますが、結論から言うとムーミンは「カバ」じゃありません!!
もっというと、動物ですらありません!!!
ヨーロッパの童話や昔話に出てくる「トロール」という種族の妖精で、「ムーミントロール」といいます。
何度も言いますが、カバではありません!!
ムーミンのことをカバと間違えると、あの穏やかなムーミンがこんな顔をするので注意しましょう↓
まとめ:「カバは、アフリカで最強!」 ※ムーミンはカバじゃない
我々はムーミンやカバオくんのイメージがあるためか、カバは温和でやさしい生き物というイメージがありますが、実際のカバはそんなかわいらしいものではありません。
その縄張り意識の強さから、時にはライオン、ワニ、そして人間までも殺す獰猛な生き物です。
アフリカ人を最も殺している動物。(ただし人間除く)
それが「カバ」です。
アフリカでカバをみかけた際には、気軽に近寄ってはいけません。
ボルトをも超えるスピードであなたを殺しに来るでしょう。
そして地味に驚きですが、ムーミンはカバではありません。
ムーミンをカバと間違えると、怒りますので注意しましょう。
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