【感想や内容まとめ】『人生が思い通りになる!超習慣術』は控えめにいっても最高の本
『人生が思い通りになる!超習慣術』を読むか迷っている人へ
A:もしあなたがより良い人生を送りたいと思っているのなら、いますぐ読んだ方がいいです。
『人生が思い通りになる!超習慣術』は、メンタリストDaiGoさんが、
- 【良い習慣】を身に付ける方法
- 【悪い習慣】を削除する方法
について書いています。
もちろん、内容は、国内外のたくさんの科学的研究に基づくもので、本当に効果が期待できるテクニックばかりです。
- やめたい習慣がある
- 身に付けたい習慣がある
という人は、この本をしっかり読んで、自分の日々の行動に落としこんでいくだけで、【習慣】をコントロールできる確率が格段にあがると思います。
私も、この本に書かれていることを実行して、筋トレを習慣にできました。
また、この本はDaiGoさんも相当気合いを入れて執筆したらしく、本書のなかで、
YouTubeやニコニコ動画の放送をはじめてから、習慣についてはいくどとなくとりあげてきましたが、本書はそれの集大成となります。
このあと、新しい研究結果がでてこない限り、本書があれば、習慣についてはあと5年くらいはほかの本はいらないのではないかと自負しています。
と述べています。
★★★★★
『人生が思い通りになる!超習慣術』には、紙の本、Kindle両方のバージョンがあります。
私はKindleで読みましたが、紙面が画像として扱われているのでマーカーなどはできません。
ただ、2色刷りで、大事な部分にはあらかじめマーカーをひいてくれています。
レイアウトに工夫がこらされているため、文章が苦手な人でも比較的読みやすいように配慮されているのも、いいですね。
本の目次
第1章 人生の50%を占める習慣的行動を操る“5つの超習慣術”
→この章では、ある行動を習慣化したいときに使える、基本的かつ最強のテクニックが書かれています。
第2章 習慣が身につく確率を極限まで高める“7つの心理テク”
→第1章のテクニックにプラスして行うことで、習慣化できる確率を高めることができるテクニックが書かれています。
第3章 三日坊主にならない“習慣維持テクニック”
→せっかくはじめた習慣を維持させるためのテクニックが書かれています。
第4章 習慣の挫折をなくす“セルフ・コンパッション”
→習慣の維持にあたって、もっとも障害となる【自己嫌悪】を防ぐためのテクニックが書かれています。
第5章 何年も直らない悪い習慣を駆逐する“8つのリバウンド対策法”
→やめたいと思っている習慣、悪い習慣をやめるためのテクニックが書かれています。
第6章 パートナーから親、子供まで“他人の悪い癖を直す方法”
自分の周囲の人の、悪い習慣をやめさせるためのテクニックが書かれています。
まとめると、以下のような内容構成となっています。
第5章:【自分】の悪い習慣を消すためのテクニック
第6章:【他人】の悪い習慣を消すためのテクニック
以下では、私が大事だと思った考えや、これは使える!となったテクニックを紹介します!
なぜ【習慣】が大事なのか?
ある科学的調査によると、人生の半分は【習慣】でできている
↓
【習慣】をコントロールできるようになれば、人生の半分をコントロールできる
↓
だから、【習慣】をコントロールして、より良い人生にしよう!
というのが、この本の主張です。科学を大切にするDaiGoさんらしく、ものすごく論理的ですよね。
「人生の半分は【習慣】でできている」と聞いてみなさんはどう思いましたか? 私は自分の人生を振り返ってみたら、控えめにいっても80%くらいは【習慣】に支配されている気がしました。しかも、その習慣の多くは【悪い習慣】。(タバコを吸う習慣などが、悪い習慣の典型例ですね。)
個人的に、【悪い習慣】のなかでも、やっかいなのは【心の習慣】ですね。イライラしたらやつあたりする、不安になったら恋人に電話しまくる、など、私の心には無数に【悪い習慣】があります。
いままで私は、これらを【習慣】として認識していませんでした。どうして自分の感情や行動をコントロールできないのだろう??どうして私は一向にこれらができるようにならないんだろう??脳に欠陥でもあるのかな??と、自分の愚図さに悩んでいました。
しかし、これは単純に【そういう習慣】を身につけてしまっているからなのだと気がつきました。不安なったら電話しまくるという習慣を身に付けているだけなので、本書の第5章を読んでひとつずつ消していきます。
意志力が弱い人間でも【良い習慣】を身に付けられるのか?
結論からいうと、できるそうです。
というか、「習慣を身に付けるには強い意志力が必要」というのは大きな誤解らしいです。
もちろん、意志力が全く必要ないというわけではありません。ただ、みなさんが思っているほど、意志力は関係ないのです。むしろ、必要なのは【意志力】ではなく、【テクニック】。
なので、本書には、その【習慣化のためのテクニック】がたくさん紹介されているわけですね。DaiGoさんの他の著書と同様、科学的な根拠があるテクニックのみなので、安心して活用できます。
20秒ルール
やりたいと思っていることを普段より20秒短くできるようにすること
新しい習慣をみにつけるためには、その行動を極限までやりやすくして、『やる』ことへのハードルをとにかく低くすることが大事。
例)筋トレを習慣にしたい場合
筋トレ道具をすぐできるところにおいておく
トレーニングウェアのまま寝る
など、とりかかるまでの時間を極限まで減らす工夫をする
If thenプランニング
【AをしたらBをする】【Aの状況になったらBをする】というように、習慣化したい行動のタイミングを決めてしまうこと
If thenプランニングは、【習慣化の帝王】といわれるほど効果のあるテクニックで、人間の脳の性質を利用したテクニックだそうです。
しかも、行動改善よりも性格改善にもっとも高い効果を発揮するそうです。
本書では、『不安やイライラしたときに、エクスプレッシブライティングをする』という例を挙げていました。こんな感じで、【ネガティブ感情を感じたら→メンタル改善テクニックをする】というように、習慣化していくと、性格やメンタルの改善につながるということです。なるほどね。
コミットメント想起タイミングをつくる
自分が何にコミットメントしているのかを思い出すこと
そもそも人間は忘れる生き物なので、自分が何を習慣にしたのかを思い出す習慣を身に付けましょう!ということですね。人間ってなんて馬鹿なんでしょう。笑
でも、心当たりありすぎてぐうの音もでない。
セルフ・コンパッション
これは、DaiGoさんが【第4章 習慣の挫折をなくす“セルフ・コンパッション”】として、まるまるひとつの章を使って丁寧に解説するほど、大切なテクニック。
セルフ・コンパッションは『自分を受け入れる、自分に優しくする』ということです。
習慣化するにあたって、最大の障壁となるのが、【習慣化したいと思った行動をとれなかった自分への嫌悪】。習慣化に挑戦するにあたっては、必ずといっていいほど、失敗がつきまといます。そんなときに、『どうして自分はできないんだ』と自責してしまうと、さらに習慣化から遠ざかってしまいます。
そこでこのセルフ・コンパッション。いい意味で自分を許して認めてあげる(決して甘やかすことじゃないです)。
セルフ・コンパッションを実践するための具体的テクニックを知りたい方は本書で。私は自己肯定感も自己効力感も低かったので、個人的に非常に参考になった章です。
終わりに:行動や性格を変えたい人にガチでおすすめできる本
いかがでしたでしょうか。
『人生が思い通りになる!超習慣術』は、私がうえで紹介したテクニック以外にも、使えるテクニックが満載です。
私は、すべてのテクニックを一気に実行しているのではなく、直感で「自分でもできそう!」と思ったテクニックのみ使用しています。
こういうテクニック本のレビューでたまにみられるのが、自分には使えなかったという口コミ。当たり前ですが、いくら科学的に根拠があったとしても、すべての人に効果のあるテクニックというのはありません。(薬もそうですよね)
自分にあうテクニックを上手にとりいれて、【良い習慣】をみにつけ【悪い習慣】を消していくというのが、この本をもっとも活かせる方法ではないでしょうか。
★★★★★
行動や性格を変えたい人と思っている人にはガチで効果のある本です。下手な自己啓発本を読むより、この本を読んで、【良い習慣】をみにつけ、【悪い習慣】を消したほうがよっぽど効率いいと思います。
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