【歯列矯正体験記4】マウスピース矯正のために、親知らずを抜歯してきた話【思ったより痛みなかったぞ!】
歯列矯正のために、親知らずを抜歯してきましたので、そのレポです。
- 親知らずの抜歯が怖い人
- 親知らずの抜歯の流れを知りたい人
に参考になると思いますので、よかったら一読ください~。
あと、
「親知らずの抜歯を失敗しないためのクリニックの選び方」
も紹介します~。
前提:歯列矯正と親知らずの抜歯
前提として、歯列矯正をする人すべてに、親知らずの抜歯が必要になるわけではありません。
私は歯を後ろにひっこめる矯正をするので、親知らずの抜歯が必要になった感じです。その数、上下左右4本。
歯列矯正にあたって、抜歯が必要になるかどうかは、カウンセリングのときなどに先生に聞いてみると教えてくれます。
親知らず抜歯の流れ
コスモルソで矯正をしている場合、コスモルソはあくまで「矯正専門歯科」なので、親知らずの抜歯はしてくれません。なので、親知らずの抜歯ができる別のクリニックを探して、お願いする必要があります。私は、自宅近くのクリニックで、親知らずの抜歯が得意なクリニックにお願いしました(親知らずの抜歯を失敗しないためのクリニックの選び方は後述します)。
親知らずの抜歯の流れは、以下のような感じです。
- 親知らず抜歯のために、お口の状態をチェックするための来院
- 親知らずの抜歯のため、来院
- 親知らずの抜歯の翌日&1週間後に、状態チェック&消毒のため来院
1回の来院ですべてが終わるわけではないので、そこがちょっと面倒でした・・・。が、自宅近くのクリニックを選んだので、通うのが楽がったのが不幸中の幸い?でした。
以下、上記の流れに沿って、詳しく当日の様子をレポしていきます。
1回目の来院:親知らず抜歯のために、お口の状態をチェック!
「いきなり抜歯!」ではなく、まずはお口の状態チェックから始まります。
私がいったクリニックでは、
- 親知らずの抜歯はなぜするのか?
- 親知らずの抜歯の難易度はどれくらいか?
- 歯のレントゲン撮影
といった親知らずの抜歯関連のチェックのほか、
- 歯周ポケットの広さチェック
- 虫歯チェック
- 歯のクリーニング
などもしてくれました。
そのおかげで、初期の虫歯が発覚したのですが、矯正を別の歯科でやっている場合は、安易に治療してしまうとマウスピースが合わなくなる可能性があるため、治療できないそうです。矯正歯科にどうするか聞いて、OKだったら治療してくれるとのことでした。
親知らずの抜歯の難易度
親知らずの抜歯については、その生え方によって、難易度が変わるそうです。
①真っ直ぐ生えている場合:難易度は低い
②曲がって生えている場合:難易度高め。歯が歯肉に隠れている場合には、メスなどを使うこともあり
全然関係ないですが、「いらすとや」ってこんなニッチなイラストもあるんですねwさすが。
私の場合は比較的真っ直ぐ生えている①だったので、難易度は高くないと言われました。また、1本ずつ抜くのではなく、2本ずつ(=計2回)にわけてやるとのこと。
2回目の来院:いざ! 抜歯!!
いよいよ、抜歯当日です。
①麻酔を打つ!
まずは、親知らずまわりに麻酔をうたれました。口を開けた状態で、口の中に注射を打つ感じです。怖くて、手がブルブル震えてしまいましたw とても恥ずかしかったです。痛みは腕に打つ注射とかと同じレベルでした。
麻酔をうち終わったら、麻酔が効くまで5~10分くらい待機です。。。
②抜歯
麻酔が効いたら、いよいよ抜歯です。
まずは下の歯から。顔に紙?をかけられていたので、詳しい様子は見えませんでしたが、ペンチみたいなもので、グググッ!! と歯が引っこ抜かれている感じがするではありませんか。もちろん麻酔が効いているので痛みはないのですが、やはり恐怖心を取り去ることはできず、またもや腕が震えていましたw 先生が「大丈夫だよ~。怖くないからね♪」とまるで、幼児に語りかけるような感じだったので、私のビビり度合いが相当伝わっていたのでしょう。うん、恥ずかしい。でも怖いものは怖いです。
そうこうしている間に、1本目が抜き終わりました。時間にして1分くらいでしょうか。あまりに簡単に抜けるので、驚きました。
「漫画やアニメで、殴られて歯が抜けるシーンってあるけど、あれって漫画特有の誇張表現かと思ってたわ~。歯ってこんな簡単に抜けるものなんだ~・・」と、考えているうちに、2本目の抜歯がはじまりました。
こちらも麻酔が効いているので当然痛みはなし。しかし、歯が抜けるときの感覚はあるため、恐怖心はぬぐえず相変わらずプルプルと腕が震えています。落ち着いて深呼吸しなきゃと考えているうちに、抜き終わりました。
抜き終わった後も、「はぁ~い、抜き終わったよ! コレが抜いた歯だよ~」と、先生の口調は子どもへのソレのまま。私20代後半なのですが。よっぽどビビっていたのが伝わっていたのでしょうか・・。
「記念に写真撮っていいですか?」と聞いたら、なんと「持って帰っていいよ♪」とのこと!!! まじかよ。
こんなケースにいれて、親知らずをもらえました。↓
開けると歯が入っています・・・。↓
抜歯後は、ガーゼを10分くらいかんで、出血の勢いがなくなるのを待ち、問題なくなったら新たなガーゼを噛んで、「家についても30分くらいは噛んだままにしてください」と指示がありました。
その後は、以下の薬の処方を受け、お会計をして帰宅しました。
- ロキソニン(痛み止め)
- バナン(抗生物質)
- ネオステリングリーン(うがい薬)
③抜歯当日の生活
抜歯当日は以下の指示を受けましたので、その通りに生活しました。
- 麻酔がきれるまで、食べちゃだめ(感覚がないので、無意識に火傷などをしてしまう可能性があるため)
- 麻酔きれても、刺激の少ないもの・やわらかいものを食べる(抜歯後の傷に刺激を与えないため)
- お風呂&運動ダメ(シャワーならOK)
- 酒もたばこもダメ
- 処方された薬をしっかり飲む
- 強いうがいをしない(抜歯後の傷のかさぶたがとれるため)
麻酔がきれてくると、さすがにズキズキという痛みとほほに熱がでてきましたが、私の場合は顔が腫れることはなかったです。最初は、「ロキソニンなしでどこまで耐えられるかゲーム」をしようと思ったのですが、早々にギブアップしてロキソニンを飲むくらいには、痛みがありました。が、ロキソニンを飲むと痛みは消え、その日は普通に寝ることもできました。
3~4回目の来院:抜歯の翌日&1週間後に、消毒に行く
抜歯の翌日&1週間後に、消毒と様子見のため、再度クリニックにいきました。問題なかったので、5分くらいで診察が終わりました。
以上が、親知らず抜歯の流れです。抜歯の経験がなかったので、ものすごく怖かったのですが、親知らずがきれいに生えていてくれたこともあり、スムーズに抜歯を終えることができました。
よかった。ほんとよかった。
歯列矯正に関する親知らず抜歯のQ&A
ここからはQ&Aです。
Q.抜歯はどれくらい痛かった?
A.麻酔聞いてるので全然痛くなかったです。ただ、痛みはなくとも感覚はあるので、「あ、今歯が抜けかけてるな」とかそういう慣れないことに対する恐怖心はありました。
Q.抜歯後の痛みはどれくらい? 抜歯後の痛みの期間は?
A.麻酔がきれると、ずきずきと痛みますが、ロキソニン飲めば大丈夫でした。痛みは2~3日したら引きました。
Q.抜歯後の腫れはどれくらい?
A.私の場合ほとんどなかったです。ただ、抜歯当日~翌日くらいまで、ほほが少し熱を帯びている感じはあったです。
Q.抜歯後のはみがきは?
A.普通にして大丈夫ですが、親知らずがあったところは触らないよう気を付ける必要があります。親知らずがあったところは、穴が開いているみたいな感じになっているのですが、そこを強くいじってしまうと、止まった血が再び出血し始めてしまいます。
Q.抜歯後にマウスピースつけてもいい?
A.クリニックに聞いたところ、OKだといわれました。が、血が止まるまではまったほうがいいかもと個人的には思いました。
というのも、抜歯直後につけてみたら、血が完全に止まったわけではなかったので、マウスピースに血が入り込み、「え、もしかして人間でも食べた?」って感じの、ちみどろの笑顔になってしまったんです。
Q.親知らずの抜歯にかかる料金はどれくらい?
A.保険適用されるのでそこまで高くなかったです。↓ まぁ、マウスピース矯正には100万円すでに払っているのですがね。。。
- 抜歯前の検査:4000円くらい(私の場合はクリーニング込みなので高め)
- 抜歯当日:2500円くらい
- 抜歯後の消毒:300円くらい
お役立ち情報:親知らずの抜歯を失敗しないための、クリニック選びのコツ
ここからは、親知らずの抜歯を失敗しないために、どんな歯科クリニックを選べばいいかというコツをお伝えします。
「親知らずの抜歯くらいどこでもできるんじゃないの?」と思うかもですが、歯科医にはそれぞれ得意分野があります。抜歯に慣れていない歯科医などにお願いしてしまうと、トラブルのもとになるので、クリニックは慎重に選んだほうがいいです。
①歯科医師の経歴・専門分野を見る
まずは、インターネットで自分がお願いしたい歯科医師の「経歴・専門分野」をみましょう。
- 虫歯治療が専門
- 親知らずの抜歯が専門
- 予防歯科が専門
- 歯周病治療が専門
- 矯正が専門
など、様々な専門がありますので、「親知らずの抜歯」が専門・得意なクリニックを選びましょう。親知らずの抜歯が得意なのは、「口腔外科」を専門とする先生です。先生が学生の頃、何を中心に学んで、実務経験は何を積んだのか、経歴から判断しましょう。
②厚生労働省が認める「日本口腔外科学会」の資格を持っているかチェック
歯医者の経歴をみると、様々な「○○学会」所属みたいな、経歴があります。
その中でも、厚生労働省が認めている学会なのかどうかが重要です。
厚生労働省が認めているのは、
・日本口腔外科学会
・日本歯周病学会
・日本小児歯科学会
・日本歯科麻酔科学会
・日本歯科放射線学会
上記5つの学会だけです。
(本田歯科クリニック:https://kenjukai-hondashika.com/dentist-for-dentist/ 2021年4月30日閲覧)
そして、この中で、親知らずの抜歯が得意なのは、「日本口腔外科学会」です。↓
口腔外科では、外傷や腫瘍、顎関節症など幅広い病気の治療を行うことができますが、一般的には親知らずの抜歯を行うことが多いです。
というのも、口腔がんなどの患者さんは基本的に大学病院などで治療を受けるため、一般の歯科医院ではなかなか治療をする機会がないからです。
とはいえ、親知らずにもいろいろな症例があり、むし歯治療や歯周病治療をメインに診療してきた歯科医では対応できないことも多々あります。
(町田駅東どひ歯科口腔外科HPより:https://www.dohi-dent.com/blog/2019/10/25/%E5%8F%A3%E8%85%94%E5%A4%96%E7%A7%91%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E8%A8%BA%E7%99%82%E7%A7%91%EF%BC%9F/ 2021年4月30日閲覧)
以上が、親知らずの抜歯を失敗しないための、クリニック選びのコツです。
まとめると、以下の通りです。
- 先生の経歴が、「口腔外科」を専門としているのか
- 厚労省が認定の「日本口腔外科学会」に所属しているのか
この2つを満たしている先生にお願いできれば、個人的には大丈夫かなと思います!
次回予告
というわけで、今回は、親知らずの抜歯のお話でした。
次回は、またマウスピース矯正をして3か月たった結果を書く予定です。お楽しみに!
追記:コスモルソで「ゴムかけ」をしてきた話を書きました!(3か月後たった結果は次々回かきます。)【歯列矯正体験記5】コスモルソに来院して「ゴムかけ」をしてきた話と「ゴムかけ」後の生活の感想・・【意外とめんどい】
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません