とがわ愛さんの『はじめてのやせ筋トレ』がバカ売れした理由

私の読書リスト

とがわ愛さんの『はじめてのやせ筋トレ』。


私は2020年になってから、kindleUnlimitedで知ったのですが、2019年に金スマなどでも紹介されて話題になった本なのですね。

私も『はじめてのやせ筋トレ』を読んで、筋トレを始めたうちのひとりでありますが、今のところ、週に2回の筋トレを2か月続けることができているのであります。

  • 飽きっぽい人間なのにどうして??
  • 私のやり抜く力(GRIT)が向上したのかしら???

と不思議で仕方がなかったので、なぜ続けられているのかを考えてみました。

そして、『はじめてのやせ筋トレ』が、初心者に圧倒的に優しい構成になっているから!!!という結論に達しました。(私のやり抜く力はほとんど関係ない)

以下、『はじめてのやせ筋トレ』がなぜここまでバカ売れしたのかという理由を考察したいと思います。(マーケット感覚の訓練)

「瘦せ筋トレ」というのが女子のニーズにドンピシャだった

まずこれです。

女子が心の奥底で思っていること。

それは、

×筋肉をつけたい

〇やせたい!!!!

そう、ただやせたいんです。しかも、できれば時間も手間もかからない&おいしいものも我慢しないでやせたいんです。鋼の錬金術師のグリードもドン引きするほどの強欲。

(グリード)

チョコも欲しい!ケーキも欲しい!マカロンもポテチも、この世の全て(のおかし)が欲しい!!

本来であれば、やせるためには、消費カロリー>摂取カロリーにすればいいだけ。しかし、これを実現するには相当な努力を必要とするため、多くの女子が実現できません。

そのため、ちょっとしたダイエットを行っては、体重計にのり、

(私の体重が増えてる)なんてことはありえない

と驚愕するわけです。ありえないなんてことがありえてる状態になっているわけです。(グリード推し)

こういう心理を狙って、様々なダイエット商品が世に生まれては消えてを繰り返しています。しかし、そのダイエット商品の多くは購入されたとしても、結局使われない(食べられない)。なぜなら、ダイエットに即効性はないから!!!!

こうして様々なダイエット商品を押し入れにしまう野原みさえも続出している現在の日本。

(野原みさえ)

でも、みんなうすうす、そろそろ気づいてきた。

好きなもの食べるためには、消費カロリーをあげるしかねぇ!!!!

そこで、とがわ愛さんの『はじめてのやせ筋トレ』の登場です。

  1. 1日10分から
  2. 家でできる
  3. ムキムキではなく痩せるための筋トレ!

これまで筋トレ本って数多く世の中にでています。それこそ、Tarzanみたいな雑誌とかもあります。その多くは、ガチで体を鍛える内容のものばかりで、写真のモデルもゴリゴリに筋肉質。こんなんになりたいんじゃない!私たちがなりたい体は、出るところは出てるけれど細くて引き締まった体なのよ!!!(A〇女優のような)

その点、とがわ愛さんの『はじめてのやせ筋トレ』は、「痩せるための筋トレ」を解説する本。

「ムキムキになりたくないけど、やせたい(引き締まった体になりたい)」というニーズにドンピシャの本なのです。

筋トレメニューも数が絞られている&初心者でもできるものが紹介されている

筋トレを継続する!!

こう決めたはいいけど、結局続かなかったという女性はなんと99%もいます。(私調べ)

実際、筋トレって新しいダイエット法でもなんでもないじゃないですか。

ではなぜここまでヒットしたのか?

それは、『はじめてのやせ筋トレ』が、筋トレのハードルをものすごく下げたからだと思います。

筋トレダイエッターが一番初めにつきあたるであろう壁↓

  • 長時間の運動がしんどい
  • 筋トレメニューがありすぎてなにからしたらいいのかわからない

この点、『はじめてのやせ筋トレ』では、やせ筋のみを鍛えるとしているので、

  • 鍛える部位が絞られていることで、メニューも2~3個程度で明確
  • 1日10分でOK

なため、筋トレ初心者が挫折しづらい構成になっています。

筋トレの手軽さを教えている

女子の間では、「筋トレ」って結構ハードル高いイメージあると思うんです。

つかれる、しんどい、ムキムキ、ラオウ、戸愚呂弟。。。

そんなイメージがつきまとう筋トレですが、この本でははじめに的な部分で、このイメージを払拭しているんです。

具体的には、

  • とがわ愛さんがなぜ筋トレに目覚めたのか?
  • 筋トレはインドア派な人にこそ最適

など、筋トレに対する新しい気づきをいれることで、「自分でもできるかも!」といったやる気スイッチを刺激しているんです。

私自身の体験ですが、私もこれまで同様筋トレのハードルの高さを感じていました。インドアオタクには無理っす(ヾノ・∀・`)

でも、この本の導入部を読んで「あれ? インドア派にこそ筋トレって最適なんじゃね??」って考えを改めることができたんです。それ以来、筋トレが全然苦痛じゃなくなったんです(もちろん、今日はやりたくないなーって日もありますけど(笑))

『はじめてのやせ筋トレ』では、筋トレのハードルを下げて、この本を読んだ読者が筋トレを継続できるよう、動機付けを行ってくれているのも、ヒットした理由の1つかなと思っています。

紙面も圧倒的にわかりやすい

まずは紙面をみてください。(私がお気に入りの筋トレです)

(紙面の画像)

・文字が圧倒的に少ない!!!

→読み手の負担が軽減されて、筋トレに気軽に取り組める仕様になっている。文字が少ないことで、要点がまとまっているなどのメリットあり。

・言葉遣いもわかりやすい!!!

→ですます調で難しい言葉ではなく、「~だよ」的な話言葉にすることで、これまた読み手の負担が軽減されています。ものごとのやり方や説明をするときには、難しい言葉はいらないんです。子供でも分かるような説明ができてこそ、プロなんじゃないかなって思っています。

・ゆるかわなイラスト

→写真よりもゆる~くできる印象を与える

紙面にはこのような工夫が凝らされていると私は思います。

まとめ

だらだらと取り留めなくつづってしまったので、ここで私がとがわ愛さんの『はじめてのやせ筋トレ』が売れたと思う理由をまとめます。

  1. 世の中の女性の、筋トレに対する負のイメージを払拭し「私でもできるかも!」と動機づけている
  2. 動機づけられた心が折れないよう、肝心の筋トレのメニューも数が絞られている
  3. 初心者でも挫折しないよう、必要最小限かつわかりやすい説明をしている

以上が私がとがわ愛さんの『はじめてのやせ筋トレ』が売れたと思う理由です。

私もこの本を読んで、筋トレが実はインドア派にこそ最高なんだって気づけて以降、筋トレに取組めるようになりました。本当に読んでよかったと思っています。

 

余談:テストステロン氏のこの本も読み物として、面白いのでおすすめです。↓